「性」について最近よく考えるはりふーです。
最近はジェンダーレスファッションやジェンダーレス男子/女子とかいう話をよく聞くようになってますよね。
ワタシも「スカート履きなさい」とか、「料理しなさい」とか、「両足をくっつけて両手を重ねて座りなさい」とか言われるのに散々イラついて、モヤモヤしたこの気持ちを抱えながら20年ほど生きてきましたが、大学生になって「ジェンダーレス」っていう言葉やスタイルを聞いた時は「まさにこれ!!これだよ!!」ってしっくりきた記憶があります。
(生物学的に女だけど中性的な体系に見せたい!って人はこちらの記事をどうぞ!頑張って絵も描いたのでぜひ。)
しかし、最近ジェンダーとか性について色々調べるうちに、いろいろ分からなくなってくるんです。
「ジェンダーレス」って言ってるくせに、なんでそのあとにわざわざ「男子」とか「女子」とかいう性別を付け加えてるの??
性差なんて関係ないぜ!っていうスタンスじゃなかったの??
というわけで、ジェンダーレスやジェンダーレス男子/女子について考えたことをつらつらとまとめてみました。
何を持ってジェンダーレス?
ジェンダーレスとは、男女の社会的な性差(男らしさ/女らしさという区別)を無くそうという考えです。
ただ、ジェンダーレスって、自分の性別やアイデンティティについて深く考えた上でその単語を使う人もいれば、服装やメイクといったファッションの特徴として使う人まで様々だと思います。
ただ、ジェンダーレスの背景には性別役割分担…男女の格差や偏見、差別、上下関係など、決して軽く扱えない深い歴史があるんですよね。
ジェンダーレスって言葉だけを聞くとどうしても、レディースの服を着こなすメイク完璧のカワイイ男子とか、短髪でスマートにスーツやオーバーサイズのTシャツを着こなすカッコいい女子とかっていう、見た目やファッション的な特徴が思い浮かぶと思います。
検索して出てくる例がそういうのが多いので、確かにそう思っちゃうのも無理ないです。
ただ、みんながみんな同じ見た目ってわけじゃないし、アイデンティティも様々。
性別についての考えは人それぞれなので、「ジェンダーレス」という定義も人の数存在すると思うのです。
これに加えて「ジェンダーレス男子」とか「女子」とかいう単語が出てくると、さらに混乱してきちゃって。
性差を取り除こうって言ってるのに、結局男か女なの?ってね。
性別の話になると、ジェンダー(社会的性別)の話だけじゃなくて、性自認とか、性表現とか、いろんな要素が混ざってくるもの。
性はグラデーションであることを知らない/忘れて、「ジェンダーレス男子ってスカート履くんでしょ」とか「ジェンダーレス女子ってパンツしか履かないんでしょ」「みんなめっちゃ美人で綺麗だよね」みたいに軽々しく決めつけるのは考えもので、そういった人たちの言葉が「ジェンダーレス」という言葉の価値を下げてしまっている気さえします。
ジェンダーレス男子/女子っていう言葉がチープに聞こえるのも、言葉の意味をちゃんと考えて使わないメディアや人がいるからです。
従来の性別の「らしさ」から脱却して、ただただ自分の「好き」や自分らしさを大切にしているのが「ジェンダーレス」だとワタシはそう思います。
決めつけは禁物です
「差を無くそう、区別を無くそう」っていうのがジェンダーレスの基本理念です。
それなのに、ジェンダーレスだからこういう格好でこういう中身で美人で、ジェンダーレス男子はこうで、ジェンダーレス女子はこう、みたいに結局区別されたり決めつけられてしまうのは、気持ちのいいもんじゃない。
これはジェンダーレスの話だけに関わらず、何事においても誰かに自分の気持ちや考えを決めつけられるのは嫌なはずです。
ジェンダーレス男子/女子っていう言葉も、別にその言葉がいけないっていうわけじゃなくて、ちゃんとそう公言している人に対して使ったほうがいいです。
むやみにすべてのジェンダーレス派の人間に男女の区別をつけるのは危険です。
同じジェンダーレスでも、ファッションや考え方、アイデンティティは人それぞれ。
押し付けや決めつけには気をつけて欲しいなと思います。
人のアイデンティティに大きな影響を与える要素の1つでもあるのが「性」です。
ぜひたくさんの価値観を学んでみてはいかがでしょうか。
今日も1日、自分らしく生きる。
はりふーでした🐡
※自然が大好きなワタシが性別の壁を超えて「自分らしく」をモットーにツイッターもしてるので、是非フォローしてください!めちゃくそ喜びます。
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